MENU

ジャニーズ性加害はなぜ今さら?今になって問題にされた本当の理由

ジャニーズ性加害はなぜ今さら?今になって問題にされた本当の理由

ジャニー喜多川による性加害問題。

実は、過去にも一部メディアで取り上げられていたことがわかりました。

なぜ今になって問題になっているのか。

過去に取り上げられた時はどうだったのかまとめています。

目次

ジャニーズ性加害が「今さら」と言われる理由は昔から「噂」があったから

ジャニーズ性加害問題が「今さら」と言われる理由は、昔から噂があり、過去に雑誌でも取り上げられていたためです。

『ジャニーズ性加害報道、最初は「1965年」 雑誌や書籍の追及はなぜ見過ごされたか』によると、1965年から複数回にわたり、ジャニーズ事務所に所属した元タレントたちが証言をしています。

 

  • 1965年 『週刊サンケイ』がジャニー喜多川さんのみだらな行為をめぐる裁判を報じた
  • 1967年 『女性自身』「ジャニーズをめぐる“同性愛”裁判 東京地裁法廷で暴露された4人のプライバシー」というタイトルで4ページにわたって詳報
  • 1981年 『週刊現代』「たのきんトリオで大当たり 喜多川姉弟の異能」という記事で、ジャニー氏に体を触られたという匿名の元タレント証言に触れる
  • 1988年 元フォーリーブズ北公次さんが性加害の告白本出版。北氏はこの本の中で、ジャニー氏から自身が受けた性被害を赤裸々に綴った。
  • 1999年 『週刊文春』のキャンペーン報道。複数の元所属タレントらの証言をもとに性加害を含めた様々な疑惑を掲載し反響を呼び、国会でも審議されることになった。
  • 2000年 第147回国会の衆議院「青少年問題に関する特別委員会」にて、自民党の阪上善秀衆院議員(当時)がこの問題を取り上げたのだ。

 

元ジャニーズJr.の木山将吾さんは著書『SMAPへ 』(鹿砦社)の中で下記のように述べています。

 

僕らが書いた告発本も4、5冊にのぼって、何度か週刊誌の取材も受けてきたが、僕たちがテレビで取り上げられることも、ジャニーのホモセクハラが話題になったり、社会的制裁が与えられるようなこともなかった

告発以降、ジャニーズとの戦いは、まるで象に噛み付く蟻のようなもので、僕たちは己の非力さ、ジャニー氏の悪のパワーの蔓延を思い知らされるばかりだった

 

何度告発しても「ジャニーズ」という巨象に押しつぶされていたのかもしれません。

ジャニーズ性加害はなぜ今さら?今になって問題にされた本当の理由

それでは、ジャニーズ性加害問題は、なぜ今になって問題にされているのでしょうか?

理由を深堀りします。

BBCがジャニーズ性加害問題を取り上げて報道しているから

 

BBCが制作した「ジャニー喜多川氏ドキュメンタリー」のおかげで、日本の報道局が動きやすくなったということも考えられます。

※BBC(British Broadcasting Corporation)とは、英国放送協会のことです。

世界的にみても信頼性が高いBBCが、ジャニーズ性加害問題を取り上げるというのは、それだけ「性加害」が世界的にみても大きな問題であることの証左ですね。

ジャニー喜多川だけでなく、姉のメリー喜多川が亡くなって報道しやすくなったから

ジャニー喜多川が亡くなり、事務所の権力者であった姉のメリー喜多川も亡くなったことで、報道がしやすくなったことも考えられます。

ジャニーズは、キー局それぞれに強大な影響力を持っていたとされていますからね。

ジャニーズを率いていた2代巨頭がいなくなったことで、性加害問題が明るみに出たということでしょう。

ジャニー喜多川による性加害問題が今まで取り上げられなかった理由

『ジャニーズ性加害報道、最初は「1965年」 雑誌や書籍の追及はなぜ見過ごされたか』の記事内で、ある総合週刊誌のベテラン記者は下記のように述べています。

 

「決してジャニーズ事務所に対する忖度で採り上げなかったというわけではなく、ニュースバリューを感じなかったから。社会も、芸能界の性の問題を“性加害”としてではなく、“枕営業”として被害を軽く見ていた面はあるはずだ」

 

今でこそ、あらゆるハラスメントが問題となっています。

しかし、昔は芸能界の性の問題を“性加害”としてではなく、“枕営業”と認識していたから、大きな問題にならなかったということですね。

ジャニーズ性加害問題へのジャニーズ事務所の対応

ジャニーズ事務所公式発表によると、被害者には補償金を支払うことで対応していくようです。

 

今後も引き続き、弊社は、再発防止特別チームの提言に従って、被害者の救済に全力で取り組んでまいります。このうち、補償に関しては、被害者救済委員会からの報告を山田CCOが受けて、弊社として、被害救済委員会が提示した金額について承諾を頂いた被害者の方に対し、お支払いを進めてまいります。

ジャニーズ事務所公式より

 

加害者とされるジャニー喜多川氏が亡くなっている以上、これ以上の対応はないでしょう。

ただし、金目当てで嘘の告発をしている人の存在が事実のようです。

「当事者の会」も同様に金目当ての団体であるならば、世間からジャニーズ問題が忘れ去られる日はまだ先になりそうですね。

[sitecard subtitle=関連記事 url= https://www.pheedo.jp/johnnys-sexual-assault-is-for-money/ target=]

[sitecard subtitle=関連記事 url= https://www.pheedo.jp/johnny-kitagawa-false-accusation/ target=]

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次